医学部受験に成功するために、勉強に対するモチベーションを高く維持し続けることが重要です。
しかし、勉強に対するモチベーションを高く保ち続けることは、並大抵のことではありません。
家にいても外に出ても誘惑はたくさんあります。しかし、その誘惑に打ち勝ち、地道に勉強をした人でないと医学部に合格することは難しいでしょう。
今回は勉強するモチベーションを保つ、ちょっとしたコツをご紹介します。
1.医学部受験にはモチベーションアップが必須
医学部受験にはモチベーションのアップが必須となります。
その理由の一つ目は、モチベーションが高くないと勉強をし続けることはできないということです。
勉強は多くの人にとって必ずしも楽しいものではありません。楽しくないことをし続けるにはその先のメリットを感じモチベーションを保たないとできないでしょう。
もう一つの理由は、モチベーションが高いか否かで習熟度も違ってくるということです。モチベーションが低くても無理やり机に座って勉強してみることはできます。
しかし、学ぶ意欲がある人と無い人では習熟度は全く異なります。そのため、モチベーションを高く維持して勉強をすることは非常に重要となるのです。
2.長期的にモチベーションを維持する方法とは
医学部受験は、数カ月の勉強で合格するような易しい試験ではありません。
医学部に合格するためには長期間モチベーションを維持し続ける必要があります。一度の受験で成功しなければ、浪人生と再度1年間勉強をすることにもなります。
そんな場合でも高くモチベーションを維持しなければ、勉強を続けることはできません。
まずは長期間モチベーションを保つコツをご紹介します。
(1)医学部受験をする目的を明確にする
人は目的がないとなかなか努力できないもの。
医学部受験をする目的を明確にすることが大切です。あくまで目的を持つと言うことが重要なので「医者になって多くの人の命を救いたい」というような崇高な目的である必要はありません。
「医者になってお金持ちになりたい」、「親が開業した病院を継ぎたい」も立派な目的です。
まずは何故自分が医者になりたいのか目的を明確にすることがモチベーションアップには必要となるでしょう。
(2)周囲に医学部を合格することを公言する
誰でも、難しいチャレンジをする時は周囲に言いたくないものです。
しかし、周囲の言うことの効果は思いの外大きいものです。
周囲に医学部合格を目指すことを公言することで、周囲の目が気になって、勉強するモチベーションが高くなります。プロ野球選手の大谷翔平さんやサッカー選手の本田圭佑さんも周囲に自分の夢を公言することによって努力し、成功してきました。
彼らのように周囲に公言することで自分を律し、努力することができるのです。
(3)予備校に入塾する
予備校に入塾することで医学部を目指すライバルにたくさん出会うことになります。
予備校の授業やテキストが役に立つことはもちろんですが、ライバルたちの存在も大いにあなたの役に立つでしょう。
ライバルたちが頑張っている姿を見て、自分も勉強するモチベーションが湧いてくるはずです。
(4)志望する大学に行ってみる
志望する大学に息抜きで行ってみるのもいい方法です。
志望する大学に実際に行ってみることによって合格した後にどんな生活が待っているか想像できます。
勉強のモチベーションが上がらない時も志望校に行った時の映像を思い出すことでモチベーションアップにつなげることができます。
(5)合格体験記を読む
合格体験記は勉強法を学ぶこともでき、モチベーションアップにも繋がります。
医学部に合格するための勉強量は膨大なため、あきらめたくなることもあるでしょう。
自分には無理なんじゃないかと思う事もあるかもしれません。しかし、合格体験記を読むことによって、この難関を実際に潜り抜けた人たちが何を考えどういう勉強をしたかを知ることができます。
勉強に行き詰った時に合格体験記を読み返すことによって、再度モチベーションを高めることができるでしょう。
(6)勉強を「習慣」にする
勉強を毎日の習慣にすることが大切です。
習慣にするためには勉強する時間を決めておくと良いでしょう。必ずしも何時に勉強をすればいいと言う時間はありません。
自分にあった時間に勉強をすることが大切です。朝型の人は朝勉強時間を長くとり、夜型の人は夜に勉強時間を長くとればよいでしょう。
時間を決めて「習慣」にすることで、その時間に勉強をしないことに対して違和感があるようになってくるのが理想です。
(7)モチベーションが上がらないことは悪いことではないと認識する
勉強に対してモチベーションが上がらないことは決して悪いことではありません。
勉強は楽しいことではありませんので、ほとんどの人がモチベーションは上がらないのです。
モチベーションが上がらないことに対して、「自分には勉強が向いていない」と思う必要は全くありません。
(8)短期・中期・長期の目標を立てる
モチベーションを保つためには達成感を得る事が重要です。
始めに距離を決められていないマラソンを走るのは人にとって大きな苦痛です。膨大な学習量が求められる医学部受験は距離の決められていないマラソンのように感じてしまう人もいるかもしれません。
モチベーションを高く保つためにはチェックポイントを設けて短期・中期・長期の目標を決める必要があります。
例えば、短期的な目標は「今週中にこの問題集を制覇する」など達成が可能な目標を設定し、小さな成功を繰り返すことが重要。
これを繰り返すことで中期的な目標として「模試で偏差値●●以上を目指す」、長期的な目標である「●●大学医学部合格」に繋がっていきます。
3.短期的にモチベーションを上げる方法
長期的なモチベーションを高く保つことも重要ですが、今勉強を始めるためのモチベーションを高めることも重要です。
成績を向上させるためには一日一日の積み重ねが大切。毎日の勉強を欠かさず行うためには短期的にモチベーションを上げることが重要となってきます。
誰にでもできる短期的にモチベーションを上げるちょっとしたコツをご紹介します。
(1)得意な科目・簡単な問題から始める
勉強をする際に一番億劫なのは、勉強を「始める」時では無いでしょうか。
まずは勉強を始めることが大切です。勉強を始めるために実践したいコツは「得意な科目・簡単な問題から始める」ということです。
いきなり苦手な科目や難しい問題を解こうとすると勉強を始めること自体が億劫になってしまいます。
まずは得意なことから始めて、調子が出てきてから苦手な科目や難しい問題にチャレンジすると慣性の法則が働き、意外とすんなり苦手科目や難しい問題に突入できるものです。
(2)部屋に誘惑となるものを置かない
勉強時間が長くなってくると勉強を部屋ですることも多くなりますので、部屋に誘惑となるものを置かないことも大切。
目に見える範囲にマンガやテレビやゲームがあるとついつい手に取ってみてしまうものです。ついつい触ってしまうスマートフォンも勉強中は目に見えない所に置いておいた方がよいでしょう。
「少しだけなら」と思って見始めるとあっという間に時間が経ってしまうと言うこともあり得ます。誘惑となるものは手の届かない所に片づけておくとよいでしょう。
(3)時間を決めて休憩をする
勉強は長時間続けても集中力が保てないと意味がありません。
適度に休憩をすることも大切です。疲れた状態で勉強をしてもなかなか成果はあがりません。
ただし、休憩をする時は時間を決めて休憩するようにしましょう。休憩時間を始めに決めておかないとだらだらと長くとってしまうリスクがあります。
アラーム等を鳴らして、時間になったら勉強を再開できる仕掛けを作っておくのも効果的です。
(4)軽い運動する
軽い運動は、脳をリフレッシュする効果があると言われています。
勉強の合間の休憩時間には、散歩や軽いジョギングやストレッチなどで体を動かすことで集中力が高まります。
ただし、激しい運動は疲労が蓄積してしまいますので、勉強時間を確保したいときは激しい運動は避けて軽い運動を行う方が良いでしょう。
(5)場所を変える
勉強のモチベーションが上がらない時は場所を変えてみるのも気分転換となってよいでしょう。
自宅で勉強をしても、はかどらないのであれば、予備校に行ったりカフェに行ったりするのも効果的です。
環境を変えることで、気分転換になり、モチベーションアップに繋がることがあります。
(6)カフェインを摂取する
カフェインは眠気を覚まし、脳を活性化すると言われています。
適度にコーヒー等でカフェインを摂取することで勉強がはかどります。
また、カフェインを勉強開始や休憩時のルーティーンに入れることも良いでしょう。一定の儀式を入れることで勉強を始める気持ちを作ることにも繋がります。
但し、カフェインの過剰摂取は体に悪いので、一日3杯までにする等、予め量を決めて接種するようにしましょう。
(7)ライバルのことを思い浮かべる
学校や予備校で出会ったライバルたちのことを思い浮かべることも、モチベーションアップにつながります。
ライバルたちが今も勉強していることを思い浮かべると「自分も勉強しなくては」とモチベーションアップに繋がるでしょう。
そのためにも日ごろからライバルを作って切磋琢磨することはとても大切です。
まとめ
勉強のモチベーションアップの方法をご紹介しました。モチベーションを高く維持し続けないと医学部に合格できません。ちょっとしたコツでモチベーションをアップさせることができます。
また、長期的にモチベーションを上げるコツと短期的にモチベーションを上げるコツは異なる方法をとる必要があります。
モチベーションアップの方法を身に付けることで、合格に大きく近づくことができます。
ご自身に合うモチベーションアップ方法を探してみてはいかがでしょうか。